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2010.08.03

ガラスの耐風圧の話。

建物に使用されている窓ガラスにはその窓の場所に合ったガラスを
使用しなければなりません。
例えば、網入りのガラスが使用されている窓は、「消防法」によってその場所の窓ガラスは網入りのガラスの使用が義務付けられているため、網入りガラスが使用されています。
もし火事が起きた場合、網無しのガラスではすぐに割れて散ってしまうので避難通路などには使用出来ません。
しかし、網入りのガラスですと、ガラスが割れても網が飛び散るのを防ぐ効果がありますので、避難通路になるところには網入りのガラスが使用されています。
このように、使用する場所よってガラスは違います。
使用する場所によってはガラスの「厚さ」が重要なことがあります。
マンションにお住まいのお客様の”真空ガラス・スペーシア”への入替え工事では、
今のガラスの「厚さ」によってスペーシアのガラスの「厚さ」を選ばなければなりません。
これは、ガラスの耐風圧によるものです。
台風のような強風の場合でも風圧に耐えることの出来るガラスを
使用しなければならないからです。
スペーシアの入替えで「厚さ」を選定するときに、写真の道具を使用します。

ガラス厚測定ゲージ
ガラスの「厚さ」を測る道具です。

裏面
この道具複層ガラスの中空層を含んだ総厚も測定する事ができるんです。
ガラスの「厚さ」を測る道具です。

この道具で「厚さ」を調べ、そのガラスと耐風圧が同等のスペーシアを使用しています。
透明なガラスの5mm厚と6mm厚は見た目は全く分かりません。
しかし、5mm厚と6mm厚では使用するスペーシアの「厚さ」が異なります。
業者さんにアバウトに6.2mm厚のスペーシアを選定し施工したりするようですが、安易に選択した厚さでは風圧性能が今までのガラスよりも下がる事は、あらゆる環境下では安全に関わる重要なポイントです。
間違ったスペーシアを使用してしまうと台風などの強風で
割れてしまう可能性もあります。
同じ部屋でも窓の向いている方角によって「厚さ」が違う場合もあります。
窓ごとに十分な強度を持ったガラスを選ぶことは大切です。
丸正屋は窓に適したガラスを使用しています。

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