2025.10.01

内窓にも換気ブレスが設置できます

内窓ブレス

株式会社佐原 内窓ブレス!

今回は、株式会社佐原の製品名、「内窓ブレス」のご紹介です。
内窓ブレスとは、内窓を設置する時に”同時に”設置できる、換気ブレスのようなものです。

 

「ブレス」と呼ばれる所以は、言葉の意味の通り”「呼吸」や「息継ぎ」”のことで、この内窓ブレスを通じて、内外の空気が通過する機能を持っています。と言いましても、主には給気の役目であり、屋外から室内へ空気を取り込む目的として使用されます。

最近の住宅アルミサッシ、ビル用アルミサッシにもオプションとして同様の部品が用意されており、建物の換気構造によって採用される場合があります。

この換気ブレスは従来は、高度成長期に急激に普及した団地型集合住宅に採用されており、その時はこの様なスリムでスタイリッシュなタイプではなく、「換気小窓」とよばれる横にスライドする引手小窓がメジャーでした。
その進化型が換気ブレスであり、内窓用の内窓ブレスということになります。

「メーカーカタログより抜粋」
樹脂製内窓に取り付け可能な自然換気装置です。
「内窓ブレス」はリフォームで人気のある内窓と組み合わせて使用する給気ブレスです。お住まいでお困りの暑さ・寒さ・結露・騒音を内窓リフォームで解決して計画的な換気をする窓にできます。

 

換気窓付き

どういう場合に内窓ブレスが有効?

本来、内窓を設置する目的として「断熱や防音」が主たる目的となります。
その時、内窓ブレスから冷気や騒音が漏れるのでは?とご心配になるかもしれません。

究極にはその観点もございますが、心配ご無用。
内窓ブレスの最大のポイントは薄型設計、開閉にてピッタリと閉まるため内窓のピッタリ感の邪魔をすることはありません。
特に今回は、防音対策がメインの内窓設置でしたので、高気密ナンバーワンの内窓プラストに防音合わせガラスを。
そして何より、外窓との距離を稼ぐことで実質「音量感」を演出する周波数の大きな防音効果が実現しました。

 

今回、内窓ブレスの設置を含めた内窓のご依頼を頂きましたお客様のご意向として、『断熱と防音性を高めた上で、さらに換気効率も落としたくない!』とのご要望にて、対応させて頂きました。
設置後のご感想も『Great!』を頂きました!
ありがとうごいざいます。

住まいには、一般に三種類の換気種類があります。

・「第一種換気」
・「第二種換気」
・「第三種換気」

今回のお客様のお住まいは新築で、「第三種換気」のため、強制排気に対する給気口として既存のアルミサッシにも換気ブレスがついておりました。
最近の傾向といたしましては、壁に直径100mmの給気口レジスターを設置するよりもアルミサッシから給気する手法が増えている気がします。

ただし、これは防火の関係もございますし、外壁のベントキャップに防音フードを設置することで様々な対策が可能ですので一概に「どちらの方が良い」というわけではございません。

 

カラーバリエーション

内窓ブレスの種類と仕様

内窓ブレスの厚みはおよそ3センチ、とてもスリムなイメージです。
そして仕様ですが、4タイプございます。
先づ、開閉方式が二種類、手動開閉式と、温度感知式です。
この選択は間取りと居住人数、また空調システムと湿度によっても変わりますので、私ども専門店へご相談ください。

また防音タイプとして開放時、約2dBの消音効果の見込める「吸音式」がおすすめです!

また、内窓ブレスの気密性能はJIS A-4等級線をクリア。
これは窓をしっかり閉め切った時の気密等級と変わらないレベルなのは安心していただけるポイントです。

さらにカラーは5色ご準備。
今回の内窓プラストのアイボリーホワイトに限らず、あらゆるメーカーの内窓の枠色にマッチする仕様となっております。

完成内窓ブレス

内窓プラストと内窓ブレスの完成

こちらはお二階のバルコニー側窓です。
窓が大きいせいもあり、内窓ブレスはあまり目立たない感じで仕上がりました。
内窓ブレスの厚み(高さ)は3センチだけなので、縦波である音の侵入にも懸念は少ないでしょう。

内窓による防音効果を求めつつも、換気もできる安心の両立ができ、お客様もお喜びいただけました。
今回、北関東エリアのお客様でしたが、ご要望にお応えできて良かったです。

また内窓ブレスは、以下のあらゆる各内窓に組み合わせできます!

・大信工業 内窓プラスト
・AGC まどまど
・ウッドワン MOKUサッシ
・YKK プラマードU
・LIXIL インプラス
・三協アルミ プラメイクEⅡ

最後に、内窓ブレスの開閉できる通気口をご紹介して締めくくりとなります。

 

開閉部分

内窓を設置しつつも、換気手法を残したい場合にはご検討くださいませ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ご依頼、ご相談は以下までよろしくお願い致します。

 

丸正屋フリーダイアル

2025.09.17

丸正屋オリジナル 黒い内窓「BLÄK」

黒い内窓

丸正屋の黒い内窓「BLÄK」(ブラック)

先づはこちらをご覧ください→

当社が長年「内窓リフォーム」を通して、断熱、防音、省エネ、結露対策などに向き合う中で、数えきれないほどお客様より熱いご要望を頂いてきました『インテリア性』

 

「枠の色はこの中から選ぶの?」

「どれも微妙で決められないなぁ」

「樹脂製だとやっぱり質感がちょっとね・・。」

「もっとおしゃれでカッコイイ内窓ない?」

「黒い枠の内窓がいいんだけれど・・・・・。」

 

正直、内窓を取り扱う私ども丸正屋も、そう思っていました。

『漆黒の様で質感が素晴らしい内窓をつくりたい』

多額の先行投資になるが、型材を特注してつくってもらえないかメーカーへ折衝したり、またあらゆる技法にて製造ができないか試行錯誤をしてきました。

 

そして・・・。

 

私たちの想いは、とあるお客様の熱意あるお言葉をきっかけに、初めて本気で取り組んだ結果、本当に素晴らしい「黒い内窓」が完成したのです。

お客様『このリビングの窓に、黒い内窓をどうしても持ってきたいんだ。どうにかチャレンジしてみて!』

丸正屋『はい!お時間をください!!』

 

黒い内窓インテリア

黒いだけではない唯一無二

そして完成した黒い内窓に、私たちは「BLÄK」(ブラック)という名を与えました。
色違いなだけではない、特別な仕様を加味し、完成度は抜群です。
もう、妥協した内窓選びは終わります。

そして、「BLÄK」(ブラック)の完成により、無限に広がる可能性を感じ、見出しました。

 

それが「MARUSYOYA  EXCLUSIVE」
(マルショウヤ エクスクルーシブ)

 

完全オーダーメイドで、お客様のご要望に応じてお好きなカラー、素材、バリエーションで素晴らしい内窓を製作できます。


この黒い内窓「BLÄK」(ブラック)の完成に、絶対に譲りたくなかったのは、『気密性能』です。
断熱を基本に検討される事の多い内窓ですが、防音としての目的のお客様も同じくらいいらっしゃいます。

各社内窓のカタログやホームページによりますと、ペアガラスや防音ガラスなどのバリエーションがあり、そのガラスの特性により体感する性能が異なる様に見えますが、そもそも内窓製品(枠)自体の「密閉感」が完璧でないと、熱は逃げ、音は伝わってしまうということが、真実なのです。

ですから、黒い内窓「BLÄK」(ブラック)は簡単設置!の様な”お気軽スタイル”ではなく、窓枠の誤差や歪みを補正した上級施工が性能を発揮するのに必須となります。

ブラックという色と質感にこだわっただけでなく、最高気密にチャレンジした内窓ということができます。

インテリア製はもちろんのこと、内窓のある暮らしの素晴らしさを是非!ご体感ください。

 

内窓BLAK

 

黒い内窓「BLÄK」(ブラック)の特徴

丸正屋オリジナルの黒い内窓BLÄK(ブラック)は、一般的な内窓製品同等の組み合わせガラスはもちろん、さらなる高性能ガラスとの組み合わせも可能です。

・複層ガラス 総厚20mmの複層ガラスまで適合できます(一般内窓は18mmまで)

・防音合わせガラス 最大16.8mm(JIS T-4ランク)まで適合でき、最強の防音を実現

・真空ガラスシリーズ NSGスペーシアシリーズ、AGCフィネオシリーズ各種適合できます

・もちろん単板ガラスとの組み合わせもできます

・その他丸正屋オリジナル商品もお打ち合わせ時にご相談ください。

 

>基本仕様
引き違い窓 二枚建、三枚建、四枚建 ※変則も対応可能です

>補助金制度への対応
各種対応可能、申請できます(組み合わせガラスによる)

 

内窓の気密性能比較

気密性能が居住空間を決めます

住まいは全ての方にとって、大切な場所です。

 

丸正屋フリーダイアル

 

 

 

 

 

2025.09.11

内窓プラスト製作限度を超えた事例

内窓プラスト施工前

高層階マンションにて特大の内窓プラスト

今回は特大サイズの大信工業内窓プラストの施工事例のご紹介となります。
窓全体のサイズは、幅4.1m、高さ2.5mとご訪問時、その迫力に圧倒されました!

様々な内窓がございますが、各メーカーともに、また内窓プラストの場合でも「製作限度」とよばれる製作できるサイズの範囲がございます。
最小サイズは一番小さくつくれる大きさ、また最大サイズは最も大きくつくれる大きさであり、内窓プラストの引き違い窓の場合、タイプ別に設定がございます。タイプ別に最小最大サイズが異なるのは、部材の強度、部材の製造限界、また内窓プラストとして十分な性能を発揮するのに限界があるためです。

今回は、最も大きく、重量に対する強度のある内窓プラストHT型、アイボリーホワイトをご提案、ご採用頂きました。

 

内窓プラスト引き違い窓のタイプとは

大信工業内窓プラストの引き違い窓には、目的、仕様、耐久性などに合わせ、現在4種類のタイプがございます。

・KR型 狭い窓枠にタイプできるスリムタイプ。主に断熱目的に仕様される事が多いです。

・NTR型 標準仕様枠でありながらブロック型下レール構造により結露受けとしても仕様できるタイプです。

・NT型 断熱から防音まで、幅広いサイズに適合できるオールマイティ。内窓プラストのベーシックです。

○HT型 NT型の発展型で下レールにポリカレールで強化したタイプ、最大サイズと高重量に適合できます。

今回、上記のHT型を選定し、またHT型でも製作限度を上回るため、窓枠を造作加工する事でHT型の製作範囲(高さ2430mm)に収まる様、工夫いたしました。

その最、できる限り意匠性に拘り、変則二枚建、木材の加工品の製作、そして化粧加工、また上下のバランスと既存窓枠との取り合いを工夫し、素敵なお客様のマンションにマッチする様、拘りました!

以下内窓プラストHT型の製作範囲をご紹介致します。

 

上記品種表の通り、内窓プラスト引き違い窓には、二枚建〜四枚建までありますが、気密性能に拘りますと以下の性能になります。

 

気密性能の比較

四枚建で設置  <  (二枚建+二枚建)で設置

 

今回、窓枠の幅も4.1mと、HT型の製作範囲を超えており、内窓プラスト一窓として製作できません。内窓プラストの四枚建も優れておりますが、「合掌型」の部分にかかる「圧力・固定力」は気圧に勝る事がないため、一つの窓としては「二枚建+二枚建」がいわば最強となります。

連窓方立を使い、二窓合体させ、幅・高さ・対角線の誤差も全て調整の上、完成となりました。

 

 

今回ご依頼のきっかけ

今回のお客様からのご依頼のきっかけは、以前住んでおられました都内のマンションにて「車の防音対策の目的」で、内窓プラストをご依頼いただいていた事でした。

設置後の防音効果の高さと、出来栄えのご満足より、今回もご依頼をいただく事ができました。

再びご依頼をいただけるということは、私どものご提供させて頂いておりますお仕事にとって何よりの光栄であり、感謝でしかありません。

今回のご相談のご依頼は、「電車の防音対策目的」という事、またご入居前までにというお急ぎであった事、さらにお客様もエレベーターに入るかとご心配されるほど大型の窓であったため、大至急の運びでご要望にお応えする事ができました。

お客様がご相談時にご心配されておりました、千葉県内での対応はもちろんの事、大きさ的な懸念、仕上がり、そして何より「防音効果」にも「十分静かになり問題なく満足です!」と、前回のご感想も踏まえて

「やっぱり、内窓プラストいいですね!!」

と最高のご感想を頂きました。

 

内窓プラスト完成

 

内窓プラスト施工手法の工夫と検討

今回、窓のサイズの高さが2.5mもあったため、お客様がご心配されていた様に、やはり搬入方法がいちばんの検討事項でした。通常のエレベータには、概ねどのマンションでも使用されている建具など(ドア、ガラス等含む)搬入できる様考慮されている事が多いですが、今回は、エレベータ内のストレッチャー扉を開放しても、搬入できない状況でした。

今回、「中桟部材」というガラス障子にはめ込み、ガラスを上下に分割する手法で設計・施工を行いました。
中桟と言いますと、現行のマンション・戸建てでは使われる事が少なく、一枚ガラスの方が見た目が良いとのご意見もございますが、これほどの高さがございますと、バランスによっては悪くなく、逆に今回のお客様からも「見た目が綺麗です」と気に入っていただけました。

またここまで大型の開口部となりますと、大工さんの良し悪しに関係なく、窓枠に誤差や歪みといった「場所による寸法の差」は避けられません。

内窓プラストのメーカー設計基準としましても、幅が〇〇mm、高さが〇〇mm、対角線が〇〇mmまで・・とこの程度のまでの誤差・歪みなら「枠が誤差を吸収する」かの様な、「納まり猶予」がありますが、これは逆に言いますと、「図面上パーフェクトな気密」(理想)に対して、「少し逃げ道をつくる」事であり、丸正屋の目指す「THE こうであるべき設置精度」との乖離があるのも事実です。

 

素晴らしい窓をできる限り素晴らしくつけたい

 

という私たちの想いは、何よりも譲れない点です。

私たち丸正屋は、いつもこの不動の想いでお仕事に取り組んでいる事で、また私たちを必要としていただけるお客様に巡り合っているのだと感じています。

内窓プラスト完璧に仕上がりました

私たち丸正屋のお仕事は、窓のリフォームです。

その中でも「内窓プラストによる住まいの気密性能の向上」は、譲り難い私たちの目標でもあるのです。

もちろん、内窓プラストに限らずAGCまどまどや、LIXILインプラス、YKK プラマードU、パナソニックの内窓、MOKUサッシ他、全てのメーカーの内窓製品を取り扱っておりますが、日本の住まいの弱点は窓であり、住まいの気密です。

 

「必要な方へ必要なものを」もモットーに、今日も一つ一つ目の前のお仕事に真剣に向き合い、お客様が笑顔になるお仕事ができたら私たちは心から幸せです。

いつでもお気軽に、ご相談いただける会社を目指し、またどんなに遠くても、可能な限り私たちの信じる、「これぞ真の仕事だ!」を突き進むのみです。

丸正屋フリーダイアル

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