2009.04.03

破損した場合、衝撃が加わった部分だけでなく、
ガラス1枚の全面が細かく割れてしまいます。
穴の開いている部分は衝撃が加わり、ガラスは落ちてしまっています。
穴の周りのガラスは力を加えるとボロボロと取れていきます。

割れた強化ガラスはこのような細かい粒になります。
普通の板ガラスが割れた時と違い、断面が鋭くないので、
素手で触っても平気なくらい安全です。
2009.02.23
ガラスには網入りのガラスがあります。
お客様のところにお伺いすると、”網入りのガラスって防犯の効果があるんでしょ!?”
と、言われることがあります。
しかし、それは間違いです。
網入りのガラスは“防犯ガラス”ではなく“防火ガラス”なのです。
火事が発生した際、ガラスは耐熱性能を持っていませんので
高温の炎により割れてしまいます。
そしてガラスは脱落してしまいます。
その脱落を防ぐのが、網入りのガラスなのです。
基本的に網入りのガラスは「消防法」の規定により使用することが、
義務づけられている場所に使用されています。
“防火ガラス”は網入りのガラスと“耐熱強化ガラス”の2種類のガラスが
「消防法」で使用が認められています。

“耐熱強化ガラス(パイロクリア)”は網の入っていない“防火ガラス”です。
網が入っていないので、視界がクリアになります。
強化ガラスの中でも強度は高く、同じ厚みのフロート板ガラスの6倍以上、
一般の強化ガラスの2倍以上もあります。
網が入っていないので網入りガラスに起きてしまう、”サビ割れ”や”熱割れ”の
自然割れの心配がいりません。
一般の強化ガラス同様、万一破損してしまった場合でも破片は細かくなるので、
安全なガラスです。
2009.02.10
小学校の体育館の窓ガラス修理にご訪問いたしました。

体育館の2Fの引き違い窓です。
窓は掃き出し窓の大きさですが、立ち上がりが膝の上あたりからあります。
普通掃き出し窓の大きさですと、ベランダや足場など、
外に人が立てるスペースがないと工事は難しいです。
ここの体育館は外から工事が出来ません。
外に立って窓を外すことが出来ないので、内側から窓を外します。
網入りのガラスで重量がありますので、2人での工事となりました。
工事には社長と同行しました。
引き違い窓を外す場合、外側の窓を外してからでないと、内側の窓は外れません。
ここは内側の窓のガラスが割れています。
ですから、外側の窓を外してから割れている内側の窓を外しました。

外したらいつものようにガラスの入れ替えをしました。
外に立てるスペースが無い窓の工事は特に気をつけなければなりません。