間違いのない内窓選びができるよう内窓の選び方を詳しく説明します

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内窓の選び方

内窓はどれを選べばいいの?

寒冷地域に普及してきた内窓(樹脂製内窓)ですが、ここ数年までは内窓を知らなかったり、 「二重窓なんて北海道だけのものでしょ?」という認識であったと思います。
国の温室効果ガス削減の世界的な基準である達成率を向上する為に、いわゆる平成11年度基準、 窓の中央部分の熱環流率4.65以下を達成する為に国をあげて様々な制度がはじまりました。

それまでは大信工業の内窓プラスト(当時はプラストサッシ)や、メルツェンサッシしかありませんでしたが、 2002年のトステムインプラスの発売を皮切りに内窓製品が続々と発売されてきました。
また、住宅エコポイント制度や経済産業省の補助金制度などの助成金や地域ごとの地球温暖化対策補助事業、 また、営業力のあるサッシメーカーのテレビCMなどで一躍インプラスやプラマードUという知名度があがり、 一般の方からは「内窓=インプラス」というほどまで知れ渡ってきました。

ご相談を承る時に「インプラスを付けたいんだけど」とか、 「プラマードUを付ければ結露が無くなるし、音も消えるんでしょ」というご相談が全国的に起きています。

改善したい内容によって選ぶ内窓は違います

しかし、私共窓の専門業者としましては、内窓とはインプラスやプラマードUだけじゃない、 まどまどや内窓プラストもあるという思いと同時に、インプラスやプラマードUだと得られる効果は十分では無いという事や、 「目的、改善したい問題を成し遂げるには内窓プラストなどの製品でないと難しいんだ」 という性能の差を正しく検討するお客様に伝えていく責務があると考えています。

一般にインプラスやプラマードU、プラメイクE2のようなサッシメーカー製の内窓の場合、 製品の上代設定に対して仕入れ値が低く、市場に数を多く普及させる思惑があります。

これは本業のアルミサッシ製品と全く同じ考え方であり、 エンドユーザー様が使うときに最高のパフォーマンスを得るための性能優先の原理ではないのです。

もちろん、インプラスやプラマードUなどを取り付ければ、窓が二重になる事で窓際の断熱効果は向上しますが、 結露を抑える事や防音効果の場合、その程度は複合効果のような程度であり、どのお宅でもすべての問題において万能ではない事をお伝えしたいです。

内窓製品の性能を左右するキモは、気密性であり、建物や窓環境、目的に応じて高気密タイプの内窓製品をおすすめする場合もあります。

住宅のタイプによって選ぶべき内窓

上記のように内窓製品には気密性の違いや構造上の差があるとご説明してきましたが、 木枠の奥行きさえ条件が合えば、標準型をマンションへ取り付けることもできますし、高気密No.1タイプを戸建て住宅に付ける事もできます。
お住まいによっての選び方ですが、次のような基準で選んでいくと良い性能が得られると思います。

木造戸建て住宅用に選ぶ内窓

既存の外窓の気密性能は遮音等級で言うと、T-0もしくはT-1等級です。 この場合標準型をはじめ、高気密No.1タイプまでどれでも組み合わせとしてはOKです。

今結露がほとんど無く、窓の断熱性を向上したい場合でしたらば、標準型から対応が可能ですが、 中程度以上の結露にお悩みの場合には、できれば高気密タイプ以上の内窓をオススメいたします。
標準型で満足できるレベルはコストを抑えつつ暖かさを確保したい場合に、リーズナブルさを求める場合に向いています。

標準型内窓の場合、内窓の枠部材が薄いので既存の窓枠に2mm以上の誤差や歪みがある場合には、 その誤差を補正する必要があり、その加工の手間に若干の難があります。 もちろん、高い防音性能を求めるような場合には気密性を重要視した製品選びが必要で、 また、遮音効果の高い窓ガラスとの組み合わせが必要になります。

マンション用に選ぶ内窓

内窓を取り付ける点で必ず考慮しなければいけないのは、 既存の外窓のサッシの気密性と新設する内窓の気密性が必ず内窓の方が上回っている事が重要です。
木造戸建ての住宅サッシに比べ、マンションのような建物の場合、アルミサッシを含めた家全体の気密性も高く、 外窓のアルミサッシの遮音等級で言えば、T-1もしくはT-2等級であり、高層マンションに至ってはT-3の物もあります。

ここへ内窓を設置する時、お部屋の内外の気圧差も考慮しますと、 一般的には高気密タイプ以上の内窓製品を選ぶべきであり、標準型を取り付けてしまうと、 外窓側に結露が付いてしまったり等、目的を達成できない事が多いです。
実際に他社様で「インプラスを付けたんだけれども結露が減らない」というようなご相談を数多く承ります。

この原因は、一つでは言い表せませんが、そこに設置した内窓製品の気密性不足が重要な要素である事は間違いありません。 ですから、適合商品は、旭硝子のまどまどと、大信工業の内窓プラスト、 この2種類がベストチョイスであり、更に窓環境と目的に応じたガラスの選定が必要です。

・ 標準型内窓・・・リクシルのインプラス、YKKAPのプラマードU、三協立山アルミのプラメイクE2、ウッドワンのMOKUサッシ等

・高気密タイプ・・・旭硝子のインナーウインドまどまど

・高気密No.1・・・大信工業内窓プラスト

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