ガラスで変わる快適生活はまず窓ガラスから

窓ガラスの結露対策 真空ガラスと内窓どっちが良いの?

マンションの結露対策には2種類の対策あります

戸建て住宅に比べ、気密性が高く住宅全体の暖かさも上回るマンションの場合、圧倒的に結露のご相談が多く承ります。
ご存じの通り、窓の結露は内外の温度差とお部屋の湿度、窓際の空気の動きの悪さによって引き起こされますが、 断熱商品を導入することで窓の結露は大きく抑える事ができます。

一つ目は窓ガラス自体を交換する方法です。断熱性のほとんど無い一枚ガラスを高断熱ガラスに取り替えれば、 約4.3倍の高断熱ガラスの効果で、冷気を伝えにくくする事が結露を防ぎます。

もう一つの方法は、今の窓の内側へ内窓を設置する方法です。 室内側の暖かさと湿気を持ったお部屋の空気をシャットアウトする効果で、今の窓際は外気に近い状態に近づき結露が出にくくなる作用があります。

住環境にもよりますが、この2種類の方法を用いる事で、カビが生えたり、びしょびしょで困る窓から解放されます。

真空ガラスと内窓

真空ガラスについて

マンションの場合、窓ガラスの交換の中でダントツに断熱性能が高く、 薄型設計でアタッチメントなどの余計な部材無しでもそのまま入れ替えできるのが、真空ガラススペーシアです。

マンションのような共同住宅のような場合、窓ガラスは共用部であり、入れ替えにはいくつかの制限がありますが、 真空ガラススペーシアなら、それらすべての問題をクリアし採用でき、マンションオプションにも常時名を連ねる最適ガラスです。
もちろん、防火網入りタイプや不透明タイプもあり、大きめの窓ガラスへも施工が可能です。

真空ガラスのメリットデメリット

メリット

何より0.2mmの真空層のおかげで今のアルミサッシへそのまま入れ替えられる唯一の製品です。 一般的に複層ガラスの場合、ガラスとガラスの中間層が空気層ですから風圧強度がとても低く導入する事ができません。 それに対し0.2mmの真空層は合わせガラスと同程度の強度があるので高層マンションへも施工できる程許容耐荷重が高く優れています。

特筆すべきは結露対策の効果に繋がる断熱性能の高さ。 このスペックは標準的なペアガラスの2倍以上の効果があり、冷気を通しにくいので結露対策に貢献します。

デメリット

従来の複層ガラス(中空層が空気のもの)に比べると、コストが高い点が挙げられますが、 アルミサッシをそのまま使える点を含め、半永久的な真空層保持の10年保障を考えると、その価格にご納得いただけると思います。

真空ガラススペーシアでは、ガラス面にほとんど結露は出ない程の断熱性能がありますが、 結露対策工事として弱点があるとすると、アルミサッシのフレーム部分には結露が残ってしまう点です。
ただし、アルミサッシのフレームは窓全体の約8~11%の面積であると言われているので、 今までのびしょびしょな結露を拭いていた手間は大きく削減できるとお使いのお客様からのご感想があります。

アルミサッシ部の結露のほとんどは室内の湿度の多さと窓際の空気の循環の悪さによるもの(対流現象)にありますので、 若干の工夫をする事でそれらを軽減でき、結果として良い結露対策になる場合が多いです。

真空ガラススペーシアのおすすめ施工場所

1,今の窓の見た目を変えたくない窓やバルコニーに面した窓など日常出入りが多く、今まで通りの使い勝手にしたい窓。
2,テラスドアや滑り出し窓など室内側に網戸があったり、内窓を施工しづらい窓。
3,結露にお困りの多い、リビングや寝室の窓など。
4,和室で室内に障子が付いていて、見た目を変えたくない窓。

内窓について

内窓には3つの効果が期待出来ます。
1,断熱効果
2,結露の緩和
3,防音効果

断熱効果については、内窓と外窓の間にできる空気の層が大きなペアガラスのような効果を発揮し、 外からの冷気に流入を緩和し室内の暖かい空気の週出も緩和するというものです。

結露の緩和については、まず設置する内窓の種類によって効果は異なりますが、 基本的にはお部屋の暖かい空気が直接外気に触れなくなる事によって外窓の結露が和らぐというものです。
ただし、設置する内窓の気密性と内窓に組み合わせるガラスの断熱性によってその効果は大きく異なります。

防音効果は内窓によって窓が二重になりますから、気密性が高まり窓を出入りする音が現象するというものです。 こちらもまた、内窓に組み合わせるガラスによって遮音性能に差があります。

内窓の種類や組み合わせるガラスについてはこちら

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